この記事では、「ゲーム業界に未経験から転職って無理なの?」という疑問にお答えします。
結論から言うと、未経験でもゲーム業界に転職することは可能です。
実際、わたし自身が未経験からゲーム業界に入りましたし、未経験スタートの同僚もたくさん見てきました。
ただ、簡単な道のりだったかと言われると…正直、全然そんなことはありませんでした。
約100件ほど企業に応募しましたが、見事に全滅―――。
でも、やり方を見直して、ゲーム業界のことをちゃんと理解した上で挑戦したら、なんと一気に3社から内定をもらうことができました。
紹介する7つのテクニックは、以下になります。
- スマホアプリ系に絞る
- 中小企業に絞る
- エージェントの活用
- ホームページから直接応募
- 雇用形態を妥協する
- 採用されやすい人の特徴を理解する
この記事では、そんな実体験を踏まえて―――
- 未経験が無理だと思われがちな理由
- 成功率を上げるコツ
上記をわかりやすくまとめています。
この記事でのゲーム業界は、ソーシャル系(スマホアプリ)です。
ゲーム業界に未経験から転職するのは無理ゲー?

結論から言うと、未経験でもゲーム業界に転職することは可能です。
理由としては、ゲーム業界は人手不足だし、着実に成長を続けている業界だからです。
経験者が優遇される傾向にあるのは事実ですが、それでもまだまだ多くの席が空いています。
ちなみに、ゲーム業界は異業界からの転職がめちゃくちゃ多いです。
年齢層も幅広く、年上の後輩も数多くいます。
新卒、第二新卒、未経験者、中途の方々まで、どの立場の人でも、正しい手法と戦略をもてば、ゲーム業界への就職は可能ですよ。
①:数社落ちて無理だと思っている人へ
数社落ちて無理だと思っている人は、まず30社ほど応募する覚悟で臨みましょう。
数社からの不採用は、よくあることです。
それがあなたの価値を決定するものではありません。
諦めずに、次のチャンスに向けて努力し続けましょう。
不採用になる理由は様々です。
自分のスキルや経験が足りないからだけではなく、企業側の事情も大きく影響します。
- ちょうどポジションが空いていない
- つい先日別の人が決まってしまった
上記のような偶発的な事情もあります。
これはスキルや適性とは無関係な要因ですよね。
反省や振り返りは大切ですが、すべてを自分のせいにするのは避けましょう。
次のチャンスに向けて努力を続けることが大切です。
②:年齢的に無理だと思っている人へ
ゲーム業界では、年齢的な有利不利はそこまでありません。
もちろん、未経験で30代後半以降からの転職は、かなり難しいです。
しかし、それはゲーム業界に限った話ではなく、新しいフィールド全般に言えることです。
企業側が重視するのは、年齢そのものではなく、「年齢とスキル・経歴が適切にマッチしているか」です。
つまり、経験とスキル、成果があれば、年齢はあまり問題にはならないということです。
異業種からの転職者であれば、その前のキャリアで培った視点やスキルが新たな価値を生むこともあります。
③ 経歴で無理だと思っている人へ
ゲーム業界への転職は、まったく別の業界からでも十分可能です。
むしろ異業種からの転職者は、自由な視点をもっているため、開発現場に新たな価値をもたらすこともあります。
- 元ファーストフードの店長
- 元役者
- 元土木作業員
たとえば、上記のようなゲームとは関連性のない職種の人が、以前勤めていた企業で活躍していました。
どの方も共通して「自ら動ける、主体的な人」でした。
「ゲーム業界に行きたいけど、自分には無理かも…」と感じている方こそ、まずは一歩踏み出してみてください。
何でも良いので、一歩を踏み出すことから始めてみてください。
行動すれば、必ず状況は変わります。
異業種での経験も立派な武器になります。
たとえば──
- 土木作業員なら、プロジェクト進行やリスク管理のスキル
- 店長経験者なら、チームマネジメントや顧客対応
- 役者なら、キャラクター表現やシナリオへの感性
③ 業界のイメージで無理だと思っている人へ

「ゲーム開発に興味はあるけど、ブラックな業界なんでしょ…?」と不安を感じている方もいるかもしれません。
ですが近年、ゲーム業界は大きくホワイト化が進んでいます。
過去のような慢性的な長時間労働は少なくなり、徹夜で働くスタッフもほとんど見かけません。


2018年のdodaの残業時間ランキングによると、ゲーム業界は平均45.3時間だったのですが、2024年のデータでは24.4時間まで減少しています。
残業時間が、大幅にダウンしていうことがわかりますね。
もちろん、リリース前後は多忙になる時期もありますが、それ以外は比較的落ち着いたペースで働ける環境が整いつつあります。
以上のことを踏まえると、ゲーム業界に就職することは、無理ではないと思いませんか?
もし少しでも興味があるなら、就職・転職エージェントに登録して、まずは話を聞いてみるのがおすすめです。
ここからは、「ゲーム業界に応募してもうまくいかない」と感じている方向けに、よくある原因とその打開策をご紹介します。
ゲーム業界に興味がある方も、ぜひ参考にしてみてください。
ゲーム業界未経験者がうまくいかない原因4選

まずは「なぜうまくいかないのか」を明確にしましょう。
理由を知れば、それを逆手に取った戦略も立てやすくなります。
原因①:大手企業の狙いすぎている
まず、大手・有名企業は狙いすぎないことをおすすめします。
これを聞いて「絶対大手企業に就職したい!」と思う人はいると思います。
それ自体は一切否定はしません。※可能性がある限りたくさん応募してみるべきです。
大手・有名企業を目指すこと自体は悪くありません。
「絶対に大手で働きたい!」という気持ちも理解できます。
しかし、大手企業に対する執着は、就職を困難にします。
大手企業は倍率が非常に高く、実力・スキル・ポートフォリオが揃っていてやっと勝負になるからです。
たとえば任天堂の新卒採用人数を見ると…
技術 | 事務 | 合計 | |
---|---|---|---|
2023年 | 103名 | 27名 | 130名 |
2022年 | 98名 | 23名 | 121名 |
2021年 | 83名 | 22名 | 105名 |
2020年 | 61名 | 23名 | 84名 |
2019年 | 58名 | 23名 | 81名 |
任天堂の新卒一括採用でさえ、トータルで130名以下です。
スクエニだと60名前後です。
つまり、大手に内定をもらうには「運・縁・実力」のすべてが必要だということ。
あまり固執しすぎないようにしましょう。
大手企業は倍率のリスクが大きい
大手企業が難しい理由の一つは、倍率の高さです。
ゲーム業界は転職希望者が非常に多く、特に大手は人気が集中します。
業界歴の長いベテランが年中応募している中で、同じ舞台で戦うことは大変難しいんですよ。
もちろん全員が同じ職種を狙っているわけではありませんが、実力のあるライバルが多いことには変わりありません。
大手企業は時間のリスクが大きい
大手企業への応募は、時間のリスクが伴います。
書類や面接のプロセスが多く、1社にかかる時間が長くなりがちです。
そのぶん、同時に応募できる企業数が限られてしまいます。
- 採用ページからエントリー
- エントリーシート記入
- ポートフォリオ提出
- 1次・2次面接
- インターン・最終(社長)面接
- ※課題提出が追加されることもあり
- 転職サイトに登録
- ポートフォリオ提出
- 1次・2次・最終面接
- ※こちらも課題が出されるケースあり
大手企業への道のりは非常に長く、各段階で綿密な準備や自己PRが求められます。
- 内定の確率が低い
- 時間のリスクが大きい
つまり、大手企業は、上記のリスクがあるということ。
「大手はやめとけ」という話ではありません。
ただし、倍率・時間・労力といったリスクを理解したうえで応募することが大切です。
限られた時間をどう使うか──
他社の選考やスキルアップに回すのか、それとも大手一本に集中するのか。
総合的に判断する必要があります。
原因②:アピールポイントがやる気だけになっている
「やる気はあります!」と面接でアピールしても効果はありません。
ゲーム業界に就職する人の大半は、ゲーム開発にやる気があるからです。
もちろん評価してくれる企業も存在しますが、「20代前半の未経験者までにしか効果を発揮しない」と筆者は考えています。
なぜなら、年齢を重ねれば経歴もあるし、インプットに対するアウトプットの質が見られます。
- 貢献できること。
- 自分ができること。
- 自分の強み。
上記のような点を伝える必要があります。
原因③:年齢と実力のバランスを理解していない
先にも述べた通り、ゲーム業界では年齢による有利・不利はそこまで大きくありません。
重要なのは、年齢に見合ったスキルや実績があるかどうかです。
たとえば、30代未経験でも──
- 【営業職〇年・マーケター〇年】
- 【マネジメント・リーダースキル・マーケティング経験】など
といったプロジェクト推進に役立つ経験やスキルを持っていれば、十分に評価されます。
年齢より“中身”が見られる業界です。
原因④:スキルが不足している【専門職】
デザイナーやプログラマー志望で選考がうまくいかない場合、スキル不足が原因かもしれません。
専門・養成学校を卒業している場合は、企業選びや面接対応に課題がある可能性も。
一方、独学で学んだ方は、応募基準に達していないこともあるため、転職エージェントに相談してスキルを見直すのがおすすめです。
特にデザイナー志望の方にとって、ポートフォリオは内定を左右する最重要ポイント。
場合によっては、ポートフォリオだけで合否が決まることすらあります。
ゲーム業界未経験者の戦略①:スマホアプリ系ゲーム業界に絞る

まずは、ソーシャルゲーム(スマホアプリ)を開発する企業に注目してみましょう。
この分野をおすすめする理由は、大きく2つあります。
理由① 人の流動性が高さ
ソーシャルゲーム業界は人の入れ替わりが激しく、常に人手不足。
その分、未経験者にもチャンスが多くある業界です。
理由② 企業とプロジェクトの多さ
国内ゲーム市場の約79%は、スマホゲームが占めています。(情報引用:ファミ通ゲーム白書)
スマホゲームは、コンシューマーゲームに比べて開発スピードが早く、ユーザー数も多い。
多くの企業がこの分野に参入しています。
その結果、開発する企業とプロジェクトの数が増え、就職の機会も多くなっています。

マーケットを見れば、どこの生け簀が大きいかすぐわかりますよね。
特にベンチャー企業では、「完璧なスキル」よりも、ある程度のスキル+地頭の良さを重視する傾向があります(※プランナー職はここをよく見られます)。
プログラマーやデザイナー向けの専門学校を出ている方は、すでに基礎スキルがあると評価され、就職しやすいでしょう。
また、職歴が浅い未経験者でも、内定が出やすい傾向があります。
ゲーム業界未経験者の戦略②:中小企業に狙いを定める
ゲーム業界への就職・転職を目指すなら、中小企業を中心に狙うのがおすすめです。
その理由は以下の3つです。
理由① 採用に関わる人数が少ない
一つ目の理由は、採用に関わる人数が少ないからです。
中小企業では、採用の判断をするのが数名程度のため、その人たちに刺さればOK。
大手のように複数の面接官を突破する必要はありません。
理由② 倍率が低い
二つ目の理由は、応募の倍率が低いことです。
中小企業や若い企業には、経験者からの応募が少なく、応募数自体も少なめ。
その分、未経験者にもチャンスが回りやすい環境です。
理由③ やる気を評価する可能性がある
三つ目の理由は、やる気を評価する可能性があることです。
中小企業では、人手不足の企業も多いため、スキルよりも“やる気”を重視するケースも多いのが特徴。
中小企業は、大手企業と真逆の選考スタイルです。
積極的に狙いにいくべき。
- でも中小って不安…
- 年収が安いのでは?
- ブラックが多いのでは?
中小企業と聞くと、上記のような疑問を感じるかもしれません。
しかし、これらの問題は大手企業でも同様に存在します。
大手企業でも実力不足の人はどこにでもいますし、大手でもブラックな環境が残っているケースも。
「大手=安定」「正社員=安心」という時代は、すでに変わりつつあります。
中小企業だからといって避けるのはもったいない。
中小企業にも魅力的な機会が多く存在しますので、積極的に狙ってみましょう。
ゲーム業界未経験者の戦略③:エージェントを利用する
エージェントは、必ず利用しましょう。
特に就職・転職サイトだけを利用している人は、赤信号です。
確実に難易度が上がります。
ここまで色々とお話しましたが、これが1番重要です。
エージェントは様々な業界に詳しく、企業と太いパイプラインがあります。
そのため、転職サイトでは見つけることのできない、非公開の求人情報にもアクセスが可能です。
「すでに転職サイトに登録しているから大丈夫」と思っている人は、それだけでは損をしています。
真剣にゲーム業界を目指しているのであれば、ぜひ検討してください。
自分が希望している業界以外の情報にも詳しく、新しい求人を知るきっかけにもなります。
人材の流出入にも詳しいので、ブラック企業を避けることができ、長期的に働ける企業を紹介してくれます。
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- 面接や自己PRのアドバイスがもらえる
- ES・ポートフォリオの添削や対策も対応
- 不採用時にはフィードバックももらえるため、次に活かせる
- ブラック企業の見極めにも強い
自分一人では打開できない状況も、第三者の協力があれば解決できます。
ただし、エージェント選びも重要。
「新卒向け」「既卒・第二新卒向け」「業界特化」など、エージェントにも得意分野があります。
自分の状況に適したエージェントを選ぶことが成功のカギです。
ただし、ゲーム業界の特化型のエージェントは、経験者向けなので、未経験者でもエントリーできるエージェントがおすすめ!
ゲーム業界未経験者の戦略④:ホームページから直接応募する
少し泥臭いやり方ですが、企業のホームページから直接応募する方法もあります。
これは、転職サイトに求人を載せていない企業に対してだけ有効な手段です。
- 「○○業界 会社一覧」で検索
- 表示された企業のホームページを一つずつチェック
- 求人(特に未経験OKのデザイナー職など)があるか確認
- 問い合わせ → 応募
正直、時間も手間もかかる方法ですが、その分“熱意”を伝えられるのが強みです。
筆者も第二新卒のとき、「アルバイトからでもいいので雇ってください」とメールとポートフォリオを送ったところ、実際に採用された経験があります。
- 「そんな方法、面倒くさくてやってられない」
- 「通用するの?」
と思うかもしれません。
でも、うまくいかないときこそ、自分の行動力が試されるタイミングです。
行動力は、想像以上に評価されることがあります。
成功のカギは、「行動 → 失敗 → 改善 → 行動」の繰り返し。
チャンスは、自分から掴みに行くものです。
ゲーム業界未経験の戦略⑤:雇用形態をなるべく選ばない
ここから紹介するのは、採用の可能性を高めるための手段ですが…、基本的にはおすすめしません。
それでも「どうしてもゲーム業界に入りたい」という強い意志がある方には、検討の余地がある方法です。
企業は、正社員採用に慎重です。
そのため、「契約社員やアルバイトでもOK」という柔軟な姿勢を見せると、採用のハードルが下がることがあります。
これは、一つの手法として検討してみてください。
また、「派遣」という選択肢もあります。
派遣社員としてゲーム業界を「お試し」で体験する方法です。
環境や仕事内容が自分に合わなければ、他の業界に転職するという選択も可能になります。
ミスマッチのリスクを減らせるのが大きなメリットです。
「契約社員」「派遣」「アルバイト」のいずれの形態でも、正社員への道は存在します。
- アルバイト → 契約社員 → 正社員
- 派遣 → 正社員
- フリーランス → 正社員
実際に、こうしたルートで正社員になった方を多く見てきました。
実力が認められれば、企業側から正社員登用の声がかかることもあります。
ただし、正社員が保証されているわけではありません。
その点は、ご注意ください。
ゲーム業界未経験の戦略⑥:採用されやすい人の特徴を理解する
① 未経験者が警戒される理由を理解する
- すぐ辞めないかどうか。
- 精神的に耐えられるかどうか。
- 問題を起こさないかどうか。
- ゲームが好きかどうか。
どの業界にも言えることですが、未経験者を安易に採用すると、ミスマッチが起きやすくなります。
結果、短期離職やトラブルで、企業側の採用コストが無駄に…。
企業は、これを1番恐れています。
採用にかかるコストは、10万円とかではありません。
エージェントを介して採用されれば、100万円以上かかります。
それだけではなく、教育コストや事務のコストも発生します。
また、ミスマッチの落とし穴としては、ゲームが好きかどうかという点です。
意外に多いのが、「ゲームは好きだけど特定のタイトルが好きなだけで、ゲーム全般は好きじゃない」
上記のような人は要注意。
自分の好きなジャンルではないゲームの担当になった時に、結構苦しむんですよ。
企業は、“続けられるかどうか”と“本気度”を何よりも見ています。
② 業界・職種のデメリットを理解する
ゲーム業界のメリットではなく、デメリットを理解しておきましょう。
よくある例ですが、面接でやりたいことばかり話して、不採用になるパターンです。
ゲーム開発は決して楽しいことばかりではありません。
ある日急に、仕様が全部白紙になり、全部作り直しになることだってあるのです。
つまり、「夢ばかり見ている人」は、企業から避けられます。
- 突然仕様が白紙になり、作り直しになる
- リリース前後は激務
- 個性的すぎる人やコミュ障も多い
- 仕様変更が頻繁で、修正が延々続く
- SNSやレビューでの辛辣な批判にも耐える必要がある
上記のようなことは、覚悟の上で応募していると伝えるべきです。
そのうえで、「自分がどう貢献できるか」を具体的に語れると、評価はグッと上がります。
以上が、ゲーム業界未経験者におすすめの打開策になります。
ゲーム業界未経験の採用例

筆者が、ゲーム業界で一緒に働いた未経験の例を紹介いたします。
① 未経験の採用例
- 飲食業界出身
- 年齢 : 20代後半
- 職種 : プランナー兼務プロジェクトマネージャー
- 詳細 : プランナーとマネージャーを兼務していました。コミュニケーション能力が高く、スケジュール調整をきちんとされていました。
- 元土木作業員
- 年齢 : 30代前半
- 職種 : プランナー兼務ディレクター
- 詳細 : PC作業もおぼつかない感じでしたが、人手不足もあり採用。当初はめちゃくちゃ努力していました。ゲーム開発と知識を蓄えるために、奔走していました。
- 元役者
- 年齢 : 30代
- 職種 : プランナー
- 詳細 : 元役者。人手不足も理由でしたが、人として論理的な思考で仕事ができる印象のため採用されていました。採用された後、敏腕プランナーでディレクターに昇格していました。
- 飲食業界出身
- 年齢 : 30代
- 職種 : プログラマー
- 詳細 : 専門のスクールはでておらず。独学でプログラムを学習。
- 年齢 : 30代
- 職種 : プログラマー
- 詳細 : 専門のスクールはでておらず。独学でプログラムを学習。人手不足もあり採用されていました。
- 年齢 : 30代
- 職種 : 3Dデザイナー
- 詳細 : 社会人経験後にキャリア変更のために専門に通い卒業。当時の人手不足もあり採用。
- 印刷業界出身
- 年齢 : 30代
- 職種 : 2Dデザイナー
- 詳細 : 専門のスクールはでておらず。同人系のイラスト・漫画を描いていました。素直で温厚、デザインに対する熱意がありました。
- 元漫画家
- 年齢 : 30代
- 職種 : 2Dデザイナー
- 詳細 : 専門のスクールはでておらず。漫画を副業で描いていました。素直さがあり学習意欲が強かったです。
- 印刷業界出身
- 年齢 : 20代
- 職種 : グラフィッカー
- 詳細 : 専門のスクールはでておらず。同人系のイラスト・漫画を描いていました。
② 未経験の採用は、社内の状況や運も大きい。
ぶっちゃけて言うと、未経験者がゲーム業界に転職できるかどうかは、実力だけでは決まりません。
実際には、社内の状況やタイミングにも大きく左右されるんです。
縁や運だったと言うのは失礼ですが、それも一つの要因になっているんですよ。
たとえば──
「人手は欲しいけど、中途や若手からの応募が来ない」
そんな状況だと、“人柄重視で年齢不問”で採用されるケースもあります。
中小企業ですと、上記のような状態になることもあるんですよ。
だからこそ、このようなタイミングを逃さないために、転職エージェントの活用が重要なんです。
実際、多くの未経験転職者が、エージェントを通じてチャンスを掴んでいます。
ゲーム業界未経験者が覚悟すべき事3選

少しネガティブな話をします。
ゲーム業界に未経験で入ると、結構つらいことがあるんですよ。
① 給与が低め
3年以下 | 3~6年 | 6~9年 | 12~15年 | |
---|---|---|---|---|
平均年収 | 407.8万円 | 497.9万円 | 572.3万円 | 644万円 |
未経験者の場合は、200万円台後半〜400万円前後を覚悟しておきましょう。
また、賞与がない企業も多く、年収ベースでの給与提示が主流です。
さらに、未経験者を募集している企業の多くは、給与交渉の余地が少ないのも特徴。
つまり、入社を決定した時点で、提示された給与がそのままの額となる可能性があるんです。
② やりたい業務に巡り合う可能性は低い
未経験でゲーム業界に入った場合、いきなり希望の業務を任されることは少ないです。
たとえば、ゲームデザイナーとして採用されても、企画ではなくシナリオ実装など、別の業務を担当することもあります。
プロジェクトの人手が足りない部分に配属されるのはよくあることです。
筆者も、デザイナーとして入社したのにイラスト業務を担当することになった経験があります(予算と人手の都合で)。
また、「オリジナルタイトルを作りたい!」という夢があっても、実現には資金や信頼が必要なため、すぐには難しいのが現実です。
まずは経験を積むことが第一歩。
③ 未経験者は一年必死に働く覚悟が必要
未経験者を募集している企業は、基本人手不足です。
「未経験者=誰でも良い」だからですね。
そのため、限りなくブラックに近いグレーな企業であることが多い。
応募前には、口コミサイトなどで企業の評判をしっかり確認しておきましょう。
入社後はハードな状況になるかもしれませんが、最低でも1年間は真剣に取り組む覚悟が必要です。
この1年で、
- ポートフォリオの強化
- 実務経験の獲得
- スキルの習得
上記に集中すれば、2~3年目にはやりたい業務・フリーランス・副業などの選択肢が見えてきます。
加えて数年間の職歴を積めば、次に転職時のハードルが大幅に下がります。
正直なところ、同じ会社に長くいても大幅な給与アップはあまり期待できません。
待遇を改善したいなら、転職またはフリーランスという道を視野に入れておくことが大切です。
ゲーム業界未経験者は無理と諦めた人へ|好きな事に1歩踏み出さないは損
もしゲーム業界に迷っているなら、ぜひ応募してみることをおすすめします。
ゲームが好きなのに、その情熱を活かさないのは大きな機会損失です。
実際に私も、ゲーム業界に入ってから後悔したことは何度もあります。
ですが、一歩踏み出したことで得られた学びや、新しい選択肢の広がりは大きな財産になりました。
「失敗したらどうしよう」と悩んでいる時間こそが、実は一番もったいないものです。
少しでも興味があるなら、まずは行動してみることが大事。
し「エージェントはちょっとハードルが高いな…」と感じるなら、転職サイトだけでも構いません。
気になる求人をストックしておけば、就寝前やスキマ時間にチェックできますし、希望条件に合った求人情報も自動で届きます。
先に登録しておくだけでも、一歩前に進めたことになります。
「好き」を形にするチャンスは、自分から動かないとつかめません。
本記事のまとめ|ゲーム業界は未経験でも無理じゃない!諦めたらそこで終わり。
- 大手企業は難易度が高すぎ
- 倍率を理解すること
- スマホアプリの業界に絞る
- 中小企業での下積みを狙う
- 会社の探し方を変える
- エージェントをフル活用する
本記事では、ゲーム業界への転職に役立つテクニックを紹介してきましたが、これはあくまで一部に過ぎません。
もっと詳しい情報や具体的なアドバイスが欲しい方は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
第三者からのフィードバックが、1番手っ取り早いです。
正直なところ、無料で利用できるものは、使い倒した方がよいですよ。
転職は人生においてターニングポイントになります。
だからこそ、慎重に行動し、後悔のない選択しましょう。
自分にとって最良の選択をするためには、徹底した情報を集め、自己分析、様々な視点から考えることが必要となります。
本記事が、そのきっかけになれば幸いです。
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